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トピックス一覧

[生物] 葉緑体分化 段階的な観察方法

葉緑体分化初期の段階的モニタリングに成功

高等植物の葉緑体は、葉が発生して成長するのにともない原色素体という未分化の細胞から分化する。その分化過程のうち、進行が速すぎてこれまでよく観察できなかった葉緑体分化の初期段階を、イネの幼苗をもちいることで段階的に観察することに成功した。生物科学部門の楠見助教らのグループが、Plant Biotechnology 誌に発表した。

楠見 健介(理学研究院 生物科学部門)

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[地惑] オーロラ電場 地上観測に成功

オーロラに伴う電磁波動を電離圏レーダーで捉え、その特性を解明

宙空環境研究センターの池田研究員らは、オーロラ嵐に伴って発生する電磁波を電離圏で捉えることに成功し、その特性を解明した。新たに構築したFM-CWレーダーによる電離圏電場観測システムを利用したもので、電磁波動現象を電離圏で捉えるのは世界初という。Journal of Geophysical Research誌に発表した。

池田昭大 (宙空環境研究センター)

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[物理] 見えない光で銀河を見つける

近赤外線での“色”を使った活動銀河中心核の探索方法を確立

宇宙の遥か彼方で明るく輝く活動銀河中心核を見つけ研究することは、宇宙の進化の初期段階を知る手がかりとなる。物理学科の高妻研究員らは、近赤外線波長での天体の明るさ(等級)から求めた色を利用し、簡易的に活動銀河中心核を見つける方法を確立した。Astronomy & Astrophysics誌に発表した。

高妻 真次郎(理学府 物理学専攻、現中京大学)

mini-20100608
photo by Serge Brunier
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[数学] ゼータ値巡回和の代数的証明

多重ゼータ値の巡回和公式の代数的証明

多重ゼータ値の間には巡回和公式と呼ばれる公式が成り立つことが知られているが、その証明方法はこれまでひと通りしか知られていなかった。本研究では、この巡回和公式を代数的に捉え、"川島関係式"と呼ばれる公式に帰着させることで解析法によらない普遍的な証明を与えた。数理学研究院の田中さんらがJournal of Algebra誌に発表した。

田中 立志(数理学研究院)

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[生物] 体節時計 ランダム移動で同期

細胞のランダムな移動は体節時計の同期を促進

脊椎骨などに分化する体節が、発生の過程において一定の時間間隔で形成されるには、細胞間で「体節時計」の同調が必要である。この体節時計の同調は、細胞のランダムな移動によって促進されることが分かった。 瓜生特別研究員らがProceedings of the National Academy of Sciences of The United States of America誌に発表した。

瓜生耕一郎(理学研究院)

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[物理] ニュートリノ 質量計算が単純化

余剰次元の影響のもとでのニュートリノ質量の計算の単純化に成功

現在発見されている素粒子の中で、唯一質量の分かっていないニュートリノに関して、余剰次元空間中の重力の影響を考慮したニュートリノ質量の理論値の計算がシンプルに行えるようになった。理学研究院の渡邊さんらが、Physics Letters Bに発表した。

渡邊篤史(理学研究院 物理学部門、現新潟大学)

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[生物] 花時計は主要遺伝子が制御

花の開花・閉花時刻の遺伝的基礎を解明

花粉を運んでもらう動物の活動する時間帯に合わせて花を開く植物では、花を開く時間帯はごく少数の主要な遺伝子で制御されていることが明らかとなった。生物学科の新田学術研究員らが、American Journal of Botanyに発表した。

新田梢(理学研究院)

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[化学] リン脂質 混ぜると段階的変化

リン脂質集合体の構造変化 -細胞膜からミセルまで- を解明

生物の体の中で重要な役割を果たすリン脂質はほとんど水に溶けず細胞膜(リボソーム)などの集合体を形成する。一方で水に溶けやすいリン脂質は洗剤と類似のミセルなどの集合体を形成する。化学科の高城さんは、これら二つのタイプのリン脂質の混ぜる割合によって、集合体の構造が段階的に変化することを明らかにした。

高城雄一 (理学府 化学専攻)

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