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トピックス一覧

[生物] Pex1pとPex6p ATPで輸送制御

ペルオキシソーム形成因子であるPex1pとPex6pはATPで輸送が制御されている

細胞内小器官のペルオキシソームは、ベータ酸化や胆汁酸の生合成など生命活動に重要な役割を担っていますが、その形成の制御機構はいまだによく分かっていません。生物科学部門の名城さんらの研究グループは、ペルオキシソームの形成因子であるPex1pとPex6pが、ATPと反応することによってその立体構造が変化し、ペルオキシソームへの正常な輸送が制御されていることを明らかにしました。ペルオキシソーム形成の制御機構解明にむけた足がかりとして期待されます。

名城千香(理学研究院生物学部門)

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[生物] 気孔閉じぬエコタイプを発見

モデル植物シロイヌナズナのエコタイプには、乾燥時にも気孔を閉じないものが存在する

システム生命科学府の門田さんらの研究グループは、約700系統あるシロイヌナズナのエコタイプの中から、二酸化炭素濃度や湿度を変化させても気孔が閉じない系統を発見しました。このエコタイプCvi-0は、乾燥時に気孔を閉じるよう作用するアブシジン酸に対する感受性や、孔辺細胞内の有機酸・イオン環境が他のエコタイプと異なっていました。気孔開閉のメカニズムを知る手がかりとして注目されます。

門田慧奈(システム生命科学府)

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[地惑] イトカワの寿命は10億年以下

イトカワの寿命は10億年以下
-はやぶさが持ち帰った微粒子の希ガス同位体分析でわかったこと-

東大の長尾教授や九大の岡崎助教を中心とした研究チームは、はやぶさがイトカワから持ち帰った粒子を分析し、これらの粒子は確かにイトカワ表面から採取されたものであり、イトカワの寿命は10億年以下と太陽系の年齢(46億年)に比べるとはるかに短いことを示しました。この研究成果は、Science8月26日号に掲載された6編のはやぶさ試料初期分析に関する論文のうちの1つとして発表されました。

岡﨑隆司(理学研究院 地球惑星科学部門)

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[化学] 若手科学者賞の受賞に寄せて

文部大臣表彰若手科学者賞の受賞に寄せて

このたび、大学院理学研究院化学部門の松島綾美助教が「平成23年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞」を受賞されました。そこで松島助教に、受賞につながった研究「ビスフェノールとその受容体の構造活性相関の研究」について説明していただきました。この記事は理学部発行の広報誌「理学部便り vol.9」に掲載されているものと同じ内容です。記事下部のリンクより理学部便り本誌もご覧いただけます。

松島 綾美(理学研究院 化学部門)

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[生物] オスがメスの進化を邪魔する

進化的なオスとメスの対立は簡単には解決しない

オスだけが角や大顎を持つ動物では、角が大きくなるなどのオスの形質の進化は、メスの適応進化には影響しないーこの考え方は正しいのでしょうか?理学研究院の原野研究員らのグループはオオツノコクヌストモドキを用いた実験によって、オスの大顎が大きくなるように進化するとメスの産卵数が減少することを明らかにしました。生物の進化を考える上での、オスとメスの進化的な対立の重要性を示す実例として注目されます。

原野智広(理学研究院)

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[生物] 免疫反応に重要なMt膜電位

ミトコンドリアの生理機能である膜電位は、細胞内RNAウイルス免疫応答反応に重要である

ミトコンドリアは細胞内のエネルギー工場として機能し、動的に融合と分裂を常に行っているオルガネラです。これまで、ミトコンドリアが関与する免疫反応はあまり知られていませんでしたが、理学研究院生物学部門の小柴准教授らのグループは、ミトコンドリアが関与する細胞内抗ウイルス免疫ではミトコンドリアの重要な生理機能である内膜電位が重要な働きをしていることを発見し、このこととミトコンドリアの融合とが密接に関係していることを明らかにしました。この発見は、細胞内でのミトコンドリア動態が免疫反応と関わっている可能性を明らかにし、その成果は Science Signaling誌の表紙 を飾りました。

小柴琢己(理学研究院 生物学部門)

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[生物] 島崎教授が植物学会賞を受賞

生物科学部門の島崎教授が日本植物学会賞学術賞を受賞
-「青色光による気孔開口の分子機構」の研究で-

このたび、理学研究院生物科学部門の島崎研一郎教授が「日本植物学会賞(学術賞)」を受賞しました。この賞は植物科学の分野において国際的に高く評価された研究を行った者に授与されるもので、島崎教授は「青色光による気孔開口の分子機構」を解明したことにより本賞を受賞しました。

島崎研一郎 (理学研究院 生物科学部門)

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[化学] シクロプロペンの新合成法

光学活性なシクロプロペン 新たな合成法の開発に成功

光学活性なシクロプロペンは、反応性が高く、キラルビルディングブロックとして有用な化合物である。理学府化学専攻の上原さんらの研究グループは、以前に開発されたイリジウムサレン錯体を用いる高選択的なシクロプロパンの合成を応用し、不斉四級炭素を含む光学活性なシクロプロペンの新たな合成法の開発に成功した。この反応は、基質と反応剤の適応範囲が従来法に比べて非常に広いことが特徴である。Journal of the American Chemical Society 誌に発表され、本研究の図が 表紙を飾った

安富陽一(理学府 化学専攻)

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