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トピックス一覧

[化学] 常識外れの触媒が地球を救う?

水からの酸素発生を可能にするルテニウム錯体の開発に成功

人工光合成を達成するためには安定で活性の高い酸素発生触媒の開発が壁となっていました。理学府化学専攻の吉田さん・木本さんらの研究グループは、酸素発生には金属イオンを2つ以上含む触媒が必要というこれまでの常識をくつがえし、ルテニウムイオン1つしか金属イオンを持たない錯体が非常によい酸素発生触媒として働くことを発見しました。この研究成果は「Chemistry – An Asian Journal」誌、「Chemical Communications」誌に掲載されました。

吉田将己・木本彩乃(理学府 化学専攻)

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[生物] 坪井研究員がJPR論文賞を受賞

葉緑体は強光回避に最短ルートを選ぶ

理学研究院生物科学部門の坪井研究員らによる論文の「2012年度JPR論文賞 Best Paper Award」受賞が決定しました。論文では、光環境変化に迅速に対応するため、葉緑体は細胞膜上ならどちらの方向にも移動できる事を明らかにしています。この研究成果はJournal of Plant Research誌に掲載されています。

坪井秀憲(理学研究院 生物科学部門)

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[生物] 植物を診察する高性能カメラ

微小な葉色変化を可視化する画像技術の開発

植物の葉の色は、光や温度環境、ストレスなど、様々な要因に応じて変化するため、植物の健康状態や環境応答性を反映する指標になります。生物科学部門の松田助教らはハイパースペクトルカメラと呼ばれる撮影装置を用い、視認が困難な微小な葉色変化や葉に含まれる植物色素の量や組成を、画像から定量的に解析する技術を開発しました。本研究の成果はPlant and Cell Physiology誌に掲載されました。

松田修(理学研究院 生物科学部門)

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[生物] 和田特任教授が植物学会賞受賞

生物科学部門の和田教授が日本植物学会賞大賞を受賞
-「葉緑体運動の分子機構」-

理学研究院生物科学部門の和田正三特任教授の「日本植物学会賞(大賞)」受賞が決定しました。この賞は植物科学分野において国際的に高く評価された研究を行った者に授与されるもので、和田特任教授による「葉緑体運動の分子機構」の解明と植物学会への貢献が高く評価されました。

和田正三(理学研究院 生物科学部門)

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[地惑] プランクトンが語る海流変化

海洋動物プランクトンと海流の変化

地球惑星科学専攻の池上さんらは、太平洋の最北部における、過去15年間の動物プランクトンの変動を調査しました。その結果、特定の動物プランクトンの個体数の変動が、海流や渦といった海洋の流れの変化に対応していることが明らかになりました。この研究成果は「Journal of Geophysical Research」誌、「Deep-Sea Research II」誌に掲載されました。

池上隆仁(理学府 地球惑星科学専攻)

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[生物] 新しいOrange遺伝子の可能性

サーカディアンリズムを制御する新しい”オレンジ”遺伝子の可能性

サーカディアンリズムを制御する遺伝子としては、cwo遺伝子が非常に重要であることがすでに分かっています。システム生命科学府の伊藤さんらの研究グループは、cwo遺伝子と同じ遺伝子ファミリー"bHLH-ORANGE"に所属する3つの遺伝子が、新たにサーカディアンリズムの制御に関わっている可能性があることを明らかにしました。この研究成果は、Applied Entomology and Zoology誌に掲載されました。

伊藤太一(システム生命科学府)

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Image:wikipedia/Kozuch
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[化学] レアメタル不要 鉄が酸化触媒

レアメタルに代わる鉄の可能性
〜アルコールの空気酸化を効率よく触媒する鉄錯体〜

不斉炭素原子を有する第2級アルコールの鏡像異性体の酸化的分割は、これまで高価で埋蔵量が小さいレアメタルを触媒として使う必要がありました。理学研究院化学専攻の國栖さんや小熊さんらの研究グループは、安価で埋蔵量が大きい鉄を中心金属とする錯体が、鏡像異性体の酸化的分割に有用な触媒となる事を初めて見いだしました。医薬品や農薬などに広く使われている光学活性なアルコール類の、より安価な製造法開発などへの応用が期待されます。

小熊卓也・國栖隆(理学府 化学専攻)

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[生物] 未受精卵 分裂停止機構を解明

脊椎動物未受精卵の分裂停止の分子機構を解明
-不妊の新しい診断・治療法の足がかり-

九州大学大学院理学研究院の磯田研究員らの研究グループは、脊椎動物未受精卵の分裂停止の仕組みを分子レベルで初めて解明しました。不妊の新しい診断や治療法の開発につながるものと期待されます。本研究成果は、2011年9月12日に米国の科学雑誌「Developmental Cell」に掲載されました。

磯田道孝(理学研究院 生物科学部門)

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