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注目トピックス

世界初!60次元の格子暗号を解読

安全な社会のための暗号解読コンテスト

格子暗号は次世代国際標準暗号の有力候補です。その安全性評価のため2016年6月にスタートした暗号解読コンテストで、九州大学マス・フォア・インダストリ研究所先進暗号数理デザイン室(高木剛教授)とKDDI研究所の研究チームが世界で初めて60次元の格子暗号問題を解読しました。総当たり方式ならば解読までに一万年以上かかる問題を、効率的な手法により約16日で解くことに成功しました。本成果はコンピュータセキュリティシンポジウム2016(2016年10月、秋田)などで発表されました。

高木 剛(マス・フォア・インダストリ研究所/理学部数学科) | 取材:関 元秀(理学研究院)

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トピックス一覧

ビッグデータ処理で世界1位

スーパーコンピュータ等のビッグデータ処理性能を計測するベンチマークテストで世界1位を獲得

藤澤教授らの研究チームは大規模なグラフを処理するソフトウェアを独自に開発し、「京」コンピュータやTSUBAME2.5などの様々なスーパーコンピュータ上でビッグデータ処理性能を計測するGraph500及びGreen Graph500ベンチマークテストを実施した結果、両者において世界1位となりました。この成果はドイツのライプチヒで開催されたスーパーコンピュータの国際会議「ISC’14 (International Supercomputing Conference) 」で発表されました。

藤澤克樹(マス・フォア・インダストリ研究所、数理学府兼任)

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計算機との上手なつきあい方

フェルマーの最終定理に見る、計算システムMagmaの有用性

海外で利用が進む計算代数システムMagmaの日本での普及に向け、Magmaに関する研究集会が10月に九州大学伊都キャンパスで行われた。そこで、主催者の一人である数理学府の横山さんにMagmaが数学の研究でどのように使われ、どのように役立つのかを、フェルマーの最終定理の証明を題材に説明してもらった。

横山俊一(数理学府)

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ゼータ値巡回和の代数的証明

多重ゼータ値の巡回和公式の代数的証明

多重ゼータ値の間には巡回和公式と呼ばれる公式が成り立つことが知られているが、その証明方法はこれまでひと通りしか知られていなかった。本研究では、この巡回和公式を代数的に捉え、"川島関係式"と呼ばれる公式に帰着させることで解析法によらない普遍的な証明を与えた。数理学研究院の田中さんらがJournal of Algebra誌に発表した。

田中 立志(数理学研究院)

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素数が素数でなくなるとき

素数が素数でなくなるとき

素数は数の性質を考える上でとても重要だが、実はどのような数の集合の中で考えるかで素数であるかないかが変わってしまう。数理学府の吉田さんは、素数が素数でなくなる度合いを表す手法の1つを洗練し、より正確な度合いの測定を可能にした。

吉田学 (数理学府)

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