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トピックス一覧

実生バンク 豊凶の進化を促進

林床の実生バンクが、豊凶という繁殖様式の進化を促進させる

ブナなどの樹木が数年に一度、一斉に種子生産を行う豊凶と呼ばれる繁殖様式の進化には、種子が発芽してすぐの実生が林床で長く生存することが重要であることを明らかにした。システム生命学府の立木さんらがJournal of Ecology誌に発表した。

立木佑弥(システム生命学府)

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葉緑体は若いときから大忙し

未分化の葉緑体、すでに炭素・窒素代謝機能が発達

光合成能が低く未成熟な状態ととらえられてきた発生初期の葉の葉緑体において他組織から供給される栄養分の代謝機能がすでに発達していることが示された。葉緑体分化が損なわれた突然変異株と正常株の間で、葉の炭素・窒素含量が変わらないことから明らかになった。生物学部門の楠見助教らがJournal of Plant Research誌に発表した。

楠見健介(理学研究院 生物部門)

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DNAの損傷を伝える仲介役

DNA損傷の伝達に重要なリン酸化酵素をつきとめ、その働きを解明

DNAの損傷を探知し修復するためには、損傷を探知するタンパク質をリン酸化し、その情報を細胞へ伝える別のタンパク質と結合しなければならない。このリン酸化と結合を仲介する酵素がカゼインキナーゼ2であることを明らかにし、DNA損傷情報の伝達の仕組みを再現することに成功した。武石さんらがGenes to Cells誌に発表した。

武石幸容(システム生命科学府)

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ハコネナラタマバチの正体

虫こぶ形成昆虫ハコネナラタマバチの正体、生活史を解明

これまでカリリティス属に分類されてきた虫こぶ形成昆虫のハコネナラタマバチが、実はアンドリクス属であることが分かった。ハコネナラタマバチの形態と虫こぶの特徴を再調査した結果、明らかとなった。和智さんらがAnnals of the Entomological Society of America誌に発表した。

和智仲是 (システム生命科学府)

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海風が樹木の形を変える

海浜林における環境勾配と樹木の形態変化の測定

海-陸という極端に異なる二つの環境が交わる場所に位置する海浜林は、海風をはじめとする海洋環境の影響を直接受ける。理学部附属天草臨海実験所の横尾研究生と渡慶次教授は、海浜林の林縁からの距離に応じて樹木の形態が変化することを確認した。Journal of Forest Research 誌に発表した。

横尾 誠 (理学研究院 生物科学部門)

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葉緑体分化 段階的な観察方法

葉緑体分化初期の段階的モニタリングに成功

高等植物の葉緑体は、葉が発生して成長するのにともない原色素体という未分化の細胞から分化する。その分化過程のうち、進行が速すぎてこれまでよく観察できなかった葉緑体分化の初期段階を、イネの幼苗をもちいることで段階的に観察することに成功した。生物科学部門の楠見助教らのグループが、Plant Biotechnology 誌に発表した。

楠見 健介(理学研究院 生物科学部門)

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体節時計 ランダム移動で同期

細胞のランダムな移動は体節時計の同期を促進

脊椎骨などに分化する体節が、発生の過程において一定の時間間隔で形成されるには、細胞間で「体節時計」の同調が必要である。この体節時計の同調は、細胞のランダムな移動によって促進されることが分かった。 瓜生特別研究員らがProceedings of the National Academy of Sciences of The United States of America誌に発表した。

瓜生耕一郎(理学研究院)

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花時計は主要遺伝子が制御

花の開花・閉花時刻の遺伝的基礎を解明

花粉を運んでもらう動物の活動する時間帯に合わせて花を開く植物では、花を開く時間帯はごく少数の主要な遺伝子で制御されていることが明らかとなった。生物学科の新田学術研究員らが、American Journal of Botanyに発表した。

新田梢(理学研究院)

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