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注目トピックス

[生物] 線虫で100円がん検査

尿1滴で短時間・安価・高精度に早期がんを診断!

がんは長年の間、日本人の死因第1位であり、医療費や早期死亡による経済的影響は数兆円(世界では100兆円)にも上ります。がんの対策には早期発見が最も有効であり、手軽に安価に高精度に早期がんを診断できる技術が期待されています。生物科学部門の広津崇亮助教らの研究グループは、線虫が尿によって高精度にがんの有無を識別できることをつきとめました本研究成果は、米国オンライン科学誌PLOS ONEに掲載されました。

広津崇亮(理学研究院 生物科学部門)

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最新トピックス

[物理] 新時代の3次元光メモリー

光の偏光情報を吸い込む不思議な磁石

物理学部門の佐藤准教授らは、フェムト秒光パルスを反強磁性体という特殊な磁石に当てることによって光の任意の偏光状態を磁石に写し込み、情報記録媒体として書き込む事に成功しました。また別の光パルスを磁石に当てることによってその情報を読み取ることにも成功しました。この研究成果は「Nature Photonics」誌に掲載されました。

佐藤琢哉(理学研究院 物理学部門)

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[生物] 受精卵の分裂開始スイッチ

受精卵の分裂開始の分子メカニズムを解明

脊椎動物の未受精卵は受精を待つために第二減数分裂中期で分裂を一時停止し、受精によって細胞分裂を再開します。システム生命科学府の迫さんらの研究グループは、脊椎動物受精卵の細胞分裂開始の仕組みを分子レベルで初めて解明しました。不妊の新しい診断や治療法の開発につながるものと期待されます。この研究成果はオンラインジャーナル「Nature Communications」に掲載されました。

迫洸佑(システム生命科学府)

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[数学] ビッグデータ処理で世界1位

スーパーコンピュータ等のビッグデータ処理性能を計測するベンチマークテストで世界1位を獲得

藤澤教授らの研究チームは大規模なグラフを処理するソフトウェアを独自に開発し、「京」コンピュータやTSUBAME2.5などの様々なスーパーコンピュータ上でビッグデータ処理性能を計測するGraph500及びGreen Graph500ベンチマークテストを実施した結果、両者において世界1位となりました。この成果はドイツのライプチヒで開催されたスーパーコンピュータの国際会議「ISC’14 (International Supercomputing Conference) 」で発表されました。

藤澤克樹(マス・フォア・インダストリ研究所、数理学府兼任)

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[生物] おならと花を間違えない理由

匂いと受容体の対応関係を解明。
同一の匂いでも異なる受容体が使われていることが明らかに

人間はどのようにして1万種もの匂いを識別しているのでしょうか?それを知るためには、匂いとそれを受け取る受容体の対応関係を明らかにする必要があります。生物科学部門の広津助教らは、生体内における匂いと受容体の対応関係を網羅的に解析し、同じ匂いでも濃度によって異なる受容体が働いていることを突きとめましたこの研究成果はオンラインジャーナル「Science Signaling」に掲載されました。

広津崇亮(理学研究院 生物科学部門)

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[生物] 植物を大きく育てる遺伝子発見

動物の神経伝達制御因子と類似した遺伝子が、植物では気孔の開閉応答に関わっていた

CO2濃度が低くても気孔を開けないシロイヌナズナの変異体(patrol1変異体)を特定しました。この原因遺伝子は動物の神経伝達物質の分泌に関わるMunc13と類似したタンパクをコードしており、気孔開口に重要である事を突き止めました。PATROL1遺伝子の過剰発現体は野生株よりも大きく気孔を開くことができるため、光合成活性が上昇し、大きく成長しますこの研究成果は「Nature Communications」に掲載されました。

橋本(杉本)美海(理学研究院 生物科学部門)

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[化学] 分子レベルで観るイオンと水

気相Coイオンの水和初期過程

気相中に生成した溶媒和金属イオンのクラスターを解析すれば、金属イオン周辺の分子の構造や分子間の相互作用について分子レベルの情報が得られます。赤外分光法により気相中における水和Co+イオンの配位・溶媒和構造を研究し、水和初期過程においてCo+イオンが配位不飽和な構造をとることが明らかになりました。この結果はChemical Physics Letters誌に掲載されました。

古川一輝(理学府 化学専攻)

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[地惑] 5万年を旅した隕石

カリフォルニアに落下した炭素質コンドライト隕石の分析

岡崎助教、武知さんらの研究グループはカリフォルニアに落下したSutter’s Mill隕石を分析しました。高性能希ガス質量分析装置を用いて希ガス同位体分析を行い、この隕石がプレソーラー粒子を含む始原的な物質であること、隕石母天体表面で太陽風の照射を受けたこと、母天体脱出後約5万年の間宇宙空間を漂った後地球に落下してきたことなどを明らかにしました。この研究成果は「Science」誌に掲載されました。

岡﨑隆司(理学研究院 地球惑星科学部門)・武智弘之(理学府 地球惑星科学専攻)

mini-20121228
Image:Wikipedia/Sutter’s Mill meteorite
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